2018年は戌年(いぬどし)です。どうせ初詣するならゲンを担いでいぬにまつわる神社にお参りしたいところです。
ということで犬にまつわる神社をいくつかピックアップしてみました。
伊奴神社(いぬじんじゃ)
名古屋市の西区にある神社。伊奴と書いていぬと読む、その名もいぬ神社です。
西暦673年、天武天皇の時代にこの地で取れた稲を皇室に献上した際に建立したと伝えられています。
また名古屋市の民話資料集には、創建にまつわる犬の伝説が残っている。
御祭神は素盞鳴尊(すさのおのみこと)とその子供の大年神(おおとしのかみ)、そして大年神のおきさきで神社名の由来となった伊奴姫神(いぬひめのかみ)。
伊奴姫神は子授け、安産、夫婦円満、家内安全等に御神徳のある神様であることや、犬が多産でお産が軽いことから安産祈願でお参りする方が多いようです。
武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)
東京都青梅市にある神社。標高939mの御岳山の山頂にたつ。
崇信天皇の時代に創建されたと伝えられている。
古くから関東の霊山として信仰を集め、盗難や魔除けの神「おいぬ様」として親しまれてきた。
おいぬ様こと「大口真神(おおぐちまがみ)」は実は日本狼。
日本武尊(やまとたける)が東征の際に御岳山で道に迷っていると、白狼が現れて道案内してくれたとか。尊は白狼に「大口真神(おおぐちまがみ)となって御岳山に留まり、すべての魔物を退治せよ」と言い残したと伝えられている。
この伝承から「大口真神」は盗難除け・魔除けの神として広まり信仰された。
本殿の狛犬は狼となっており、御札にも狼があしらわれている。
霊犬神社(れいけんじんじゃ)
静岡県の磐田市にある見付天神 矢奈比賣神社(みつけてんじん やなひめじんじゃ)、その裏のつつじ公園内にある霊犬神社は日本で唯一犬を祀った神社だとか。
天下の奇祭と名高い「見付天神裸祭(みつけてんじんはだかまつり)」は、昔は泣き祭りといって人身御供(ひとみごくう)が行われていたと伝えられています。
見付天神では毎年8月10日に、里の若い娘を人身御供として妖怪に差し出していました。
あるとき娘の身代わりとなって差し出され、妖怪を退治したのが「悉平太郎(しっぺいたろう)」という犬でした。
こうして里を救った神様として、霊犬神社に祀られるようになったということです。
見付天神を含めてペット連れの参拝OKということなので、愛犬と一緒にお参りもいいかもしれませんね。
ただ正月だと人が多くて愛犬同士で喧嘩になっちゃうかもしれません。
ちなみに磐田市のイメージキャラクター「しっぺい」は悉平太郎をモチーフにしています。
三峯神社(みつみねじんじゃ)
三峯神社(みつみねじんじゃ)は、埼玉県秩父市三峰にある神社。
主祭神は伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)。
景行天皇の時代、日本武尊(やまとたける)が東征途中で三峯神社のある山に登って、伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んだのが始まりと言われている。
関東屈指のパワースポットの1つで、全国でも7つしかないという珍しい三ツ鳥居がある。
武蔵御嶽神社と同じく日本武尊が関わっています。
山犬信仰で狼を神使とし、神社各所には狛犬代わりに狼の像が鎮座されています。
番外編
犬は祀られていないけど犬つながりということで愛知県犬山市にある神社を2つ紹介。
三光稲荷神社(さんこういなりじんじゃ)
犬山城の麓にある神社で最近ではピンクのハート型絵馬が女性に人気だとか。
桃太郎神社(ももたろうじんじゃ)
桃太郎神社の位置する愛知県犬山市の木曽川沿岸に桃太郎誕生地伝説があり、鬼退治をした桃太郎は桃の実から現れた大神実命であると伝えられ、御祭神となっています
以上戌年に関連した神社の紹介でした。
では良いお年をノシ