Amazonのレビューで高評価のとある文章術の本。私も持っていて評価は高いです。色々文章力アップのノウハウが書いてあるのですが、1回読んだ時なるほどなと思っても読み終わったら忘れています。覚えるには何度も読み込まなくてはいけません。更に言えば読み込んでも文章力はあがりません。文章は実際に書かないことには上達しない。そういう意味で本としての完成度は高くても実用的ではありません。ここでは実用的な文章力アップの本を紹介します。
1分間文章術 石井貴士
練習すればだれでも文章は上手くなる。最速で上達する方法は毎日1分の書き写しトレーニングだ。その具体的なやり方と文章術。
冒頭で高評価だけど実用的ではないと言った本に書いてあることは、書き写しトレーニングをしていればトレーニングの中で自然と身につけられます。
何か適当なことを書いておいて、それをあとで直していくという過程を経て、最終的にいい文章ができあがります。
ブログを書く時修正した後で記事を公開するのが私にとって通常の更新方法です。多くの人も同じだと思いますが、考え方を変えるとブログはいつでも修正ができるので、とりあえず書いたら記事をアップしておいて、後から修正をして完成させていくという更新の仕方もありだと思いました。よく言われるのが時間をかけた自信のある記事が全然アクセス集まらないのに、短時間でサクッと書いた記事がアクセスを集めるみたいな話。こんな例もとりあえずサクッと書いて公開後修正していく手法なら、記事を書く時間を効率的に回せるのではないでしょうか。それに後から記事を修正するのはSEO対策にも有効と言われています。
「箇条書き」を使ってまとまった量でもラクラク書ける文章術 橋本淳司
書きたいことはあるけども頭のなかがごちゃごちゃしていてうまく文章に表現できない。伝えたいことが伝えられない。こんな人におすすめの本。箇条書きを使いこなして思考を可視化。そこから文章を構築していくノウハウです。
この本を読んで箇条書きをするようになってから、上手い下手は別として頭のなかで考えていたことをある程度表現できるようになったと思います。
しっかり!まとまった!文章を書く 前田 安正
「箇条書きを使ってまとまった量でもラクラク書ける文章術」でも質問を繰り返すことで文章を広げて行く方法が書いてありましたが、こちらの本では質問を繰り返して長文に仕上げていく様をより具体的な例で学べます。
「箇条書き・・」の方は頭のなかを整理して文章を構成する本。
こちらは1つの短い文字に対して質問を繰り返すことで肉付けして長文に仕上げていく本。といった違いでしょうか。