肩はたまに凝る程度だったが、歯ぎしりにも効果あるということで、木枕を利用し始めて1年以上。その効果と体験談。
木枕が肩こりに効く理由
成人の頭部は5kgほどの重さがあります。5kgの頭部が30度傾斜すると18kg、45度で22kgの負荷が首にかかります。このように首の骨は常に負荷を受けている状態です。悪い姿勢で長時間負荷を受けていると肩こりの原因になります。首の骨(頸椎)は1番から7番までありますが、1,4,7番が副脱臼を起こしやすいです。頸椎に異常があると体のいろんな部分に影響がでてきます。そこで木枕を使用すると、頭の重みと木枕の硬さと形で、寝ている間に頸椎の歪みを正しい位置に矯正してくれるというわけです。
効果
- 寝ている間にけい骨が矯正される
- 首・肩こり解消
- 歯ぎしり
- ストレートネック
選び方
- 木枕は薬指の長さと同じ高さのものを選ぶ。
- 薬指の長さと同じ高さのものがない場合は小さいサイズを選ぶ。
- 高い枕は低くできないが、低い枕はタオルで高さを調節できる。
使用方法
平らな寝床の上で使用しないと効果が低くなります。柔らかい布団の上だと頭の重みで木枕が沈むからです。本当は木できた板ベッドが理想ですがなるべく薄くてふかふかしていない布団で充分です。
- 木枕の上に仰向けで首を置く
- 顔と床が並行になるように
- ならない場合はタオルで高さを調節する
慣れるまで首が痛いので折ったタオルを引いて使用するとよいでしょう。
はじめは1日5分、10分から徐々に長くしていきます。痛いのは頸椎のどこかに歪みがあるということです。使い続けていくうちに少しづつ矯正されていきます。慣れてきたら時間を長くして、タオルも使用しないようにしましょう。
体験談
使い始めは10分くらいで首が痛くなります。毎日寝始めに使用して痛くなったら普通の枕に交換する形で寝ていました。当初はこの買物は失敗だったかもしれないと思ったのですが、もったいないので毎日少しだけ使っていました。1日10分程度でしたが使い始めてから肩こりらしい肩こりにならなくなりました。
疲れているときには痛くなる前に熟睡して、2、3時間後に痛さで目が覚めることもあります。使い始めて1年以上経ちますが、いまでは長いと5時間位そのまま寝れるようになりました。はじめの10分だけ使うのでも充分効果ありです。首から肩のあたりの疲れがとれて、使うと首が気持ちよく感じることもあります。
あとたまに眠りの浅いときに自分で歯ぎしりしているのが認識できるときがあったのですが、木枕を使い始めてから歯ぎしりすることもなくなったように思われます。
コメント
木枕が肩こりに効くのは間違いないが、肩こりの原因を取り除かないかぎり木枕の利用は焼け石に水になりかねません。木枕で頸を矯正しつつ肩こりの原因も取り除いていくことが大切です。