離煙パイプといういつのまにか禁煙できる商品

商品レビュー

4月から煙草が値上げされたみたいですね。この機会に私が過去もっとも簡単に禁煙できた時のことを書いておきます。禁煙したいけどどうしても出来ないという人、まだ禁煙する気はないけど健康は気になるという方、家族に禁煙させたいと思っている方向けの記事です。(写真は残存していたお守りパイプ)

おことわり

はじめに言っておきますと、私はこの離煙パイプで禁煙に成功した数カ月後に再び喫煙してしまいます。理由の一つにあまりにも簡単に禁煙できたというのもあります。

もしもの時はまた離煙パイプを使えばいいやと思ってしまったのです。結果見事に2度めは失敗してしまいました。

その後いろいろな方法を試して成功と失敗を繰り返し、現在禁煙できています。色々試した中でもっとも簡単だったのが今回紹介する離煙パイプを使った禁煙でした。

離煙パイプとは

離煙パイプは1番から31番までのパイプを毎日番号順に使っていきます。パイプには微小な穴が開いており、番号が大きくなるに連れてこの穴も大きくなっていきます。

この穴の大きさで摂取するニコチン量を毎日3%ずつ減らしていき、最終的に依存のない状態までいくと自然と禁煙できるというものです。

3%という数値は脳が変化を感じ取れない数値みたいで、自然とニコチンの摂取量を減らしていけるというわけです。

離煙パイプの使い方

使い方は簡単です。煙草を吸う時にパイプを付けて吸うだけです。パイプは1番〜31番まであるので番号順に日替わりで使います。

ニコチンが0.1mgの煙草なら、31番目のパイプを使い終わったところで依存はなくなっている状態になります。

0.1mgより多い煙草の場合は、31番までいったあとでもう一度パイプを2度使いすることになります。ココらへん詳しくは説明書に書いてありますので省きます。

基本は日替わりでパイプを付け替えますが、物足りないと感じたら同じ番号のパイプを2日・3日と使用しても問題無いです。同じパイプを使う場合はタールが結構付着するので、1日の終りに綿棒とテイッシュで掃除しておきましょう。

離煙パイプ体験談

成功例

気をつけるのは1番・25番前後・31番のパイプです。 1番目のパイプは空気穴はあいていません。ですが フィルターがあるので吸うといつもと味に若干の違いを感じるかもしれません。これは何本か吸っているうちに慣れてきます。

2番から25番付近まではパイプの順番を守るのと、パイプを持ち忘れないことに気をつけてください。

個人差がありますが、25番目くらいから穴もかなり大きくなり火がつけにくくなります。

着火するときに思い切り吸引するよりも、吹かす感じにすると火をつけやすいです。

火をつけにくいからといって間違っても空気穴を指で塞いだりしないでください。 ここで塞いでしまうと、1番目のパイプで吸ったのと同じ状態になってしまいます。

下手すると、1番のパイプからやり直しになりかねないので注意してください。

25番もすぎると空気穴が大きくなるので、吸っていて物足りなさを感じることが出てきます。そういう場合は無理して次のパイプにせずに、同じパイプを2日・3日と使ってもいいです。 間違っても穴を塞がないこと。

31番目のパイプで理論上は依存はなくなっています。(1mmのタバコでパイプを使用し始めた場合。) 次の日吸わなくても大丈夫ですが、口淋しさを感じるようでしたら無理してやめなくてもいいです。

私の場合は31番目を使用した翌日に特にすいたいともおもわず、そのまま禁煙できました。 終わってみると本当にいとも簡単に禁煙できて、もっと早くやっていればよかったと思うくらいでした。

失敗例

初めて禁煙した時に離煙パイプでいとも簡単に禁煙できました。それが上の成功例の時です。

禁煙期間は10ヶ月前後続いて、その間特にたばこを吸いたいと感じることもありませんでした。

しかし10ヶ月経った頃に仕事で凄いストレスにかられることがあり、むしゃくしゃした時にタバコが脳裏に浮かんでつい吸ってしまいました。

この時は煙草を吸って解消されるのは煙草を吸えないというストレスだけというのを知りませんでした。

前回あまりにも簡単に禁煙できたこともあり、もしもの時はまた離煙パイプを使えばいい的な安心感からつい手を出してしまったのです。結果完全に後戻りしてしまいました。

そして2回めの離煙パイプで失敗。初めて使用したときは忠実に説明書通り使用しましたが、一度使用しているので自己流が入ってしまったのが失敗の要因です。

ちょっと物足りないと感じたときに、前日使用していたパイプに戻らずほんの2・3口だけだからと、パイプを付けずに喫煙してしまいました。

その後パイプを付けても物足りなさを感じてしまい、結局生のまま喫煙してしまいます。

本来なら振り出しに戻って1番のパイプから使用するべきですが、抵抗を感じて続きの番号を使用してしまうといった具合です。

そしてまた物足りなくなってパイプをはずしてしまう。何度かこういったことを繰り返しました。

一度こうなるとはじめに戻ってやり直すのがいいんですが、頭のなかに何日分損をしたという考えがあるので、パイプの番号をショートカットしたい気持ちになります。

この時は結局いまはやめれないと判断して、少しの間喫煙をつづけながらやめれそうなタイミングを見計らうことにしました。完全に失敗です。

いくら節約できたか

禁煙する前は平均して1日に1箱吸っていました。当時の価格で1箱430円なので月に13000ほど煙草代に消えていたわけですが、これがそっくりそのまま節約できていることになります。直接的には13000円ですが間接的なものもあります。

毎回コンビニで購入していたのですが、ついでに缶コーヒーやら菓子パンやらを買っていました。これが毎日なので月に数千〜1万円くらいかかります。

これだけにとどまらず、吸い過ぎでのどが痛いときはのど飴やのどスプレーを購入したり、口が不味くてタバコがおいしくない時は、フリスクを買ったりと今思うと煙草を吸うために色々努力してたんだなとアホらしくなります。

煙草をやめたらコンビニ自体にほとんど行かなくなりました。行ってもATMを利用するくらいなもんです。

間接的な物を含めると月に2万円くらいは節約になっている感じですね。年間にしたら24万円です。

離煙パイプは12960円しますがひと月で禁煙できれば2ヶ月で元が取れます。逆に禁煙しずに煙草を吸い続けていると毎月約13000円を損しているようなもんです。

離煙パイプが優れている理由

禁煙しない人にもおすすめ

離煙パイプは何も禁煙したい人だけの商品じゃないんです。タバコが健康に悪いのは誰でも知るところです。今は禁煙する気はない人も健康は気になりますよね。離煙パイプを付けて吸い続ければいいんですよ。

とりあえず31番のパイプまで到達したら、31番のパイプを掃除して繰り返し使えばいいんです。販売元には31番だけのパイプが10本入った「キープパイプ」というものも販売しています。

離煙パイプを付けて何本か喫煙すると、中の白い部品にタールがびっしり付着するのが見て取れます。普段これを体内に入れていると思うとゾッとします。この点からも禁煙しない人にも健康のためにおすすめできます。

いつか禁煙するときのために

一生煙草を吸い続けるという固い決意を持った人以外は、いつかは禁煙にチャレンジする日が来ると思います。吸い続けると固い決意を持った人でも病気が理由でやめなければいけない日がくるかもしれません。

いざそうなった時にすぐ禁煙できると思いますか?答えはノーです。そんなに簡単に禁煙できたら皆苦しみませんし、離煙パイプのような商品も存在しないです。

もし離煙パイプを付けて喫煙していたら、いざ禁煙しようと思った時にすでに依存がなくなっているのですぐに禁煙できるんです。というか離煙パイプを付けていたら、そういう日が来る前に自然と吸いたくなくなって禁煙しているでしょう。

禁断症状がない

禁煙したことのある人なら経験したことがあると思いますが、禁煙してしばらくの間は急激な眠気に襲われます。

実際私も経験しましたが立っていても寝れます。急激に意識を失うような感じで眠くなったりします。私はそれで壁に頭をぶつけたことがあります。

車の運転は事故らないように気をつけるのが大変でした。しっかり睡眠をとっていても関係なく眠くなります。仕事によっては影響でますよ。

せっかく禁煙したのにこれが原因で後戻りじゃ苦労が元の泡ですね。でも離煙パイプで禁煙するとこの急激な眠気が起きません。

昨日まで喫煙していて今日からいきなり禁煙すると、脳が反動を起こします。いわゆる禁断症状で眠気はそれにあたります。

今までニコチンが覚醒作用を担っていたのが、急になくなったがための反動ですね。離煙パイプですといきなりではなく、徐々に禁煙へと向かっていくので脳も慣れていくわけです。だから眠くなりません。

まとめ

  • たばこを吸うときは必ずパイプをつけること。
  • パイプは番号順に使用すること。
  • 喫煙時にパイプの穴をふさがないこと。

離煙パイプを使われる方は上の3つを必ず守ってださい。私が2度めの離煙パイプで失敗したのは上記3つを守らなかったからです。逆にこの3つを厳守すればほぼ間違いなく禁煙することができます。

  • 離煙パイプは喫煙しながらニコチン依存を減らしていくので、煙草が吸えないというストレスなく禁煙できる。
  • 離煙パイプで禁煙すると禁断症状の眠気がでない。
  • 離煙パイプは禁煙しない人にも健康のためにおすすめしたい。
  • 禁煙しない人も離煙パイプを付けて喫煙しているといざ禁煙しようと思った時にすぐ禁煙できる。

離煙パイプ購入時の注意

離煙パイプを購入しようと思われた方はサイズに注意してください。離煙パイプにはレギュラータイプとスリムタイプがあります。

愛用の煙草が細いスリムタイプの方は、スリムタイプの離煙パイプを選択してください。それ以外の方はレギュラータイプでOKです。

タイプが違うとパイプに煙草がはまらなかったりスカスカということになってしまいます。